体温が低すぎるのはどんなとき?

オンコール

更新しました。 2020年1月29日

公開しました。 2018年1月

Q. 82歳ですが、健康状態は良好です。 定期的に受診している医師の診察では、体温が96.5度前後になっていますが、低すぎるのでしょうか?

A. 正常体温は単一の数値ではなく、温度の幅があります。 平均的な正常体温は98.6°F(37°C)と言われることが最も多いようです。 これは150年前に初めて決定されたときには正しかったかもしれません。 しかし、私たちの体は変化しています。

より最近の研究では、成人の平均体温は約1度低く、97.5°F(36.4°C)であることが示唆されています。 しかし、最近の研究では、98.2°F (36.8°C) がより正確な平均値であり、高齢者ではそれより約 1°F 低い可能性があることが示されています。 ある小さな研究では、健康な高齢者では、体温は94°Fから99.6°Fの範囲であり、平均は97.7°Fであるとさえ示唆されています。

いくつかの要因が、高齢者の体温を低くする原因となっています。 例えば、加齢に伴い四肢の皮下脂肪が減少し、皮膚が乾燥します。これらの変化はいずれも体温の低下を招きます。 また、熱を生み出す代謝も、加齢とともに低下する傾向にあります。 βブロッカーや抗精神病薬などの薬も、甲状腺機能低下と同様に体温を下げる可能性があります。

基礎体温が低くなるため、高齢者は寒さに長時間さらされないよう注意する必要があります。 また、発熱にも十分な注意が必要です。

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