細菌に汚染された粉ミルクで赤ちゃんが病気になることがあります。
赤ちゃんが飲み終わらないとき
温めた粉ミルクをすぐに飲ませるようにしましょう。 温かい液体は細菌が繁殖しやすい環境にあるので、あらかじめ温めるのはやめましょう。 粉ミルクを作り、室温で1時間以上放置した場合は、捨ててください。
赤ちゃんが粉ミルクを飲み始めても、1時間以内に飲み終わらない場合は、捨ててください。 食べ残しを冷蔵庫で冷やしたり、温め直したりしないでください。 赤ちゃんの口から細菌が入り、粉ミルクが汚染され、赤ちゃんが病気になることがあります。
後で使おうと哺乳瓶を作ったとき
- 調製粉乳。 粉ミルクや液体濃縮粉ミルクを水と混ぜたら、密閉できる哺乳瓶や蓋のしっかりした容器に入れ、すぐに冷蔵庫に入れましょう。 まず冷蔵庫の外で冷やさないようにしましょう。 24時間後、細菌が発生している可能性があるので、残ったものは捨ててください。 すぐに使える粉ミルク(プレミックス)を開封したら、密閉できるボトルに入れて保存するか、容器にしっかりと蓋をして、すぐに冷蔵庫に入れてください。 48時間後に残ったものは、細菌が発生している可能性があるので捨てましょう。
ヒント ボトルに調合した日付と時間、または開封した日付と時間をラベルで表示してください。 画用紙やマスキングテープに貼る、付箋を使う、鉛筆で書く、携帯電話のアラームにセットするなど、自分がやりやすい方法で。 冷蔵庫の一番奥の冷えやすいところに置き、新しいものを一番奥に、古いものを手前に回転させます。
外出先での調乳
- 調乳したもの。 外出時には、未開封の調乳容器と清潔な空の哺乳瓶を携帯するのが最も安全な方法です。 赤ちゃんが授乳できるようになったら、哺乳瓶に粉ミルクを注ぎ、すぐに飲ませることができます。 ただし、調製済み粉ミルクは高価な場合がありますし、普段食べていないものだと合わないこともあります。
- 粉ミルク 家を出る前に、あらかじめ計量した粉ミルクを清潔な哺乳瓶に入れておきます。 お湯を沸かして魔法瓶に入れれば、4時間くらいは保温できます。 水と粉ミルクを混ぜたら、手首に数滴垂らして温度を確認し、熱くない快適な温かさであることを確認したら、すぐに出してください。
- プレメイドボトルの場合。 赤ちゃんと一緒に出かける前に粉ミルクを混ぜて哺乳瓶に入れる必要がある場合は、一番冷える冷蔵庫の奥で1時間以上冷やしましょう。 あらかじめ冷やしておいた粉ミルクは、氷嚢を入れたクーラーに2時間まで入れておくことができます。
ヒント:温めた哺乳瓶を好む赤ちゃんもいますが、粉ミルクを温める医学的な理由はありません。
冷蔵庫の哺乳瓶を温める
冷蔵庫の哺乳瓶を温めるには、ぬるま湯か熱いお湯につけて、数分間静かに振り混ぜるとよいでしょう。 または、ボウルや鍋に入れたお湯の中で、赤ちゃんが好む温度になるまで温めてください。
また、カウンターの上に置くタイプのボトルウォーマーや、車のライターソケットに接続するタイプのボトルウォーマーもあります。
電子レンジは絶対に使用しないでください。液体が不均一に加熱されて高温部分ができ、赤ちゃんの口をやけどする恐れがあります。