Q: テレビ番組「The Doctors」で取り上げられたVAP検査は、本当にコレステロールの測定に適した方法なのでしょうか。

A: 一部の人には利点があるかもしれませんが、一般的なスクリーニング検査としてはお勧めしません。

標準的なコレステロール検査パネルには、総コレステロール、HDL(「善玉」)コレステロール、LDL(「悪玉」)コレステロール、トリグリセライドが含まれます。 しかし、VAP (for Vertical Auto Profile) を含むいくつかの検査は、基本的なものを超えています。 これらの検査では、心臓病の「新たな危険因子」のうち、リポ蛋白(a)、アポリポ蛋白A(apoA)、アポリポ蛋白B(apoB)などの血液成分をさらに測定します。 例えば、アポB(LDLやその他のアテローム性粒子の成分)はLDLそのものよりも冠動脈疾患の強い予測因子であり、アポBとアポA(HDLの成分)の比率は、総コレステロールとHDLの標準コレステロール比率よりも優れているという研究結果があります。

また、VAPや他のほとんどの先進的な検査では、一般的に行われているように、総コレステロール、HDL、トリグリセリドから数式を使ってLDLを推定するのではなく、直接LDLを測定します。 例えば、中性脂肪が非常に高い場合、糖尿病の場合、肥満の場合などです。 (LDLは、これらの特殊なパネルの一部でない場合でも、とにかくしばしば直接測定されます。)

これらの特殊な検査で測定する追加の成分のどれが、あるとすれば、誰にとって最も重要であるかについては多くの議論がなされています。 また、何が「正常」なのか、これらの値を臨床でどのように使用するのかについては、いかなる場合においてもコンセンサスが得られていません。

それでも、高度なコレステロール検査は、早発性心臓病の家族歴のある人や心臓病の中間リスクのある人、特に境界線上の高リスクの人に価値があるかもしれません。 もしあなたがこれらのカテゴリーに当てはまるなら、その結果は、あなたがより高いリスクのカテゴリーとみなされ、それに応じて治療されるべきかどうかを医師が判断するのに役立つかもしれません。

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