憩室病(憩室炎)と潰瘍性大腸炎(UC)のドクターズノート
憩室病と潰瘍性大腸炎はともに消化管を侵す疾患であります。 憩室症は、消化管の内層が外層の弱い部分から膨らみ、消化管の壁に小さな袋を形成することで起こります。 この憩室が炎症を起こしたり感染したりすると、憩室炎を発症することがあります。 潰瘍性大腸炎(UC)は炎症性腸疾患(IBD)の一種で、結腸(大腸)を覆う最も内側の膜に急性または慢性の炎症が起こり、ただれ(潰瘍)ができることがあります。
類似する憩室症/憩室炎と潰瘍性大腸炎の症状および徴候には、腹痛、下痢、出血および発熱が含まれます。 また、憩室症の症状・徴候には、腹部膨満感、便秘、けいれんなどがあります。 憩室炎の症状には、吐き気、嘔吐、悪寒、便秘も含まれます。 潰瘍性大腸炎の症状には、便意、食欲不振、疲労感も含まれます。
医学博士。 John P. Cunha, DO, FACOEP
Medical Reviewed on 6/3/2019