強膜レンズ | St. Charles

強膜レンズは従来のGPレンズより大きいため、眼球への安定性が高いのが特徴です。また、ソフトレンズと同様の初期快適性を提供します。

コンタクトレンズを着用したいが、過去に着用に問題があった場合、またはコンタクトの良い候補ではないと言われた場合、強膜コンタクトレンズはあなたが探しているソリューションである可能性があります。

この大口径ガス透過性（GP）レンズは、ソフトコンタクトと比較して、従来のGPレンズが持つ以下のような利点を提供します。

角膜の一部だけを覆うのではなく（従来のGPレンズのように）、角膜全面を覆う大きなGPレンズは目の「白」（強膜）に乗っているので「強膜」レンズと呼ばれています。

強膜レンズはその大きさにより、従来のGPレンズよりも眼球上で安定しているため、誤って眼球から外れてしまう可能性が低くなります。この安定性はまた、従来のGPレンズよりも快適で、強膜レンズは、特に敏感な目や不規則な形の角膜に対して、ソフトレンズと同様の初期快適性を提供します。

強膜レンズの種類

強膜レンズは、サイズと眼の前面と接触する場所によって3種類に分類されます。

ミニ強膜レンズは、角膜の表面全体を覆って、前方の強膜に固定します。

フル強膜レンズは最大の強膜レンズで、レンズ後面と角膜の間に最大限のクリアランスを確保します。強膜レンズは角膜全体を覆っていますが、たくさんの酸素が目の表面に届き、健康で快適な状態を維持します。しかし、強膜GPレンズは次のような症状に特に有効です：

不規則な角膜の方。角膜の形が不規則なために起こる視力障害は、それが自然なものであれ、円錐角膜などの眼の状態によるものであれ、あるいは眼の手術によるものであれ、一般に眼鏡やソフトコンタクトレンズでは完全に矯正することはできません。強膜レンズは通常、これらの目にシャープなビジョンを提供します。従来のGPレンズが快適にフィットしない場合、または目の形状によりレンズが目から外れやすい場合（例えばスポーツ時など）、強膜レンズはより快適で安全な装着を可能にします。目が乾燥しすぎて従来のコンタクトレンズを使用できない場合、強膜レンズが役に立ちます。特に、強膜レンズの裏面と角膜の間の広い空間が涙の貯蔵庫として機能し、目の前をより潤いのある快適な状態に保ちます。

強膜レンズは、最高の視力、目の健康、快適性を実現するために、眼科医の処方による正確な仕様でカスタムメイドされます。

また、強膜レンズの装着には、特殊な自動測定器や画像処理装置を使用することが多く、これらの機器は通常、ソフトレンズの装着には必要ありません。

これらの理由により、強膜レンズの装着に関連する専門家の費用とレンズ交換費用は、他のコンタクトレンズより高くなります。

場合によっては、視力保険が強膜レンズに関連する費用の一部を負担することがあります。