修正WHO鎮痛薬ラダー:慢性非がん性疼痛に適切か?

Juan Yang,1,2 Brent A Bauer,2 Dietlind L Wahner-Roedler,2 Tony Y Chon,2 Lizu Xiao1
1Department of Pain Medicine, Shenzhen Nanshan People’s Hospital, Shenzhen 518052, People’s Republic of China; 2Division of General Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN 55905, USA
Correspondence.Of the Children’s Hospital, 深セン市南山病院、疼痛医学科、中国、米国。 Lizu Xiao
深圳市南山人民病院疼痛医学部、NO. 89, Taoyuan Avenue, Nanshan District, Shenzhen 518052, People’s Republic of China
Tel +86 755-26553111
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Introduction: 1986年以来、世界保健機構(WHO)の鎮痛剤ラダーは、医薬品の疼痛管理における簡単で貴重な鎮痛指針として用いられてきたが、医学史の発展とともに、疼痛生理と疼痛管理に関する観念はすでに更新されている。 しかし、医学史の発展とともに、疼痛生理学や疼痛管理に関する考え方も変化している。そこで、慢性非癌性疼痛(CNCP)患者に対して鎮痛薬ラダーを使用することは適切であろうか? 本研究では、過去に発表された適切な研究を評価することにより、CNCP患者における鎮痛剤ラダーの現在の使用法を分析することを目的とする。 1980年1月から2019年4月までに英語で発表され、PubMedデータベースで引用された文献を対象とした。 鎮痛ラダーに関する分析、CNCP管理の現状、および関連する文献に基づく新しい改訂ラダーモデルを作成した
結果。 WHOの癌性疼痛に対する鎮痛剤ラダーは現在のCNCP管理には適切ではない。 オピオイド鎮痛薬の使用を減らす、あるいは止めるために、各ステップで統合療法を採用し、介入療法はステップ3として検討し、非オピオイドや弱いオピオイドがCNCP管理に失敗した場合は強いオピオイドにアップグレードする、という4ステップのラダーに改訂された。 過去数年間はシンプルで価値のあるガイドラインであったが、WHOの鎮痛剤ラダーは現在のCNCPコントロールの使用には不適切である。 統合医療の原則と低侵襲的な介入に沿った4段階の鎮痛剤ラダーの改訂がCNCPのコントロールに推奨される。
キーワード:鎮痛剤ラダー、慢性疼痛、慢性非がん性疼痛、オピオイド、疼痛管理

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