概要
ヘルパンギーナは、子どもによく見られる病気です。 口の中に小さな水泡のようなぶつぶつができたり、ただれたりします。
ヘルパンギーナは、通常3歳から10歳までの子どもにみられます。
言い方
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原因
ヘルパンギーナはウイルスによって引き起こされます。 主な原因ウイルスは、
- コクサッキーウイルスA・B
- エンテロウイルス71
- エコーウイルス
症状
子どもによって症状の感じ方が少し違うことがあります。 しかし、以下はヘルパンギーナの代表的な症状です。
- 口の中に水ぶくれのようなものができる。 口やのどの痛み
- よだれ
- 食欲不振
診断
ヘルパンギーナは、医療機関で病歴と身体検査を受けることで診断されます。
治療
治療は、お子さんの症状、年齢、健康状態によって異なります。 また、症状がどの程度重いかにもよります。
治療の目標は、症状を和らげることです。 ヘルパンギーナはウイルス性の感染症なので、抗生物質は効きません。
- 水分を多めに摂る
- 発熱にはアセトアミノフェンを飲む
- トローチなどの痛み止めを飲む
- 冷たい牛乳やアイスクリームなどの刺激の少ない食事を摂る
- 。 酸っぱいものや辛いものは避けましょう。
ほとんどの子どもは、1週間ほどでよくなります。 脱水症状を起こさないように、水分を十分にとることが大切です。
Key Points
- ヘルパンギーナは、子どもにとても多い病気です。
- 口の中に小さな水泡状のぶつぶつやただれ(潰瘍)を起こします。 最も一般的なものは、コクサッキーウイルスAおよびBです。
- 治療には、輸液や、熱や痛みに対する薬が含まれます。
- 正しい手洗いは、ヘルパンギーナの蔓延を防ぐことができます。
次のステップ
医療機関を受診する際に役立つヒント:
- 受診の理由と希望することを知る。
- 受診前に、答えてほしい質問を書き留めておく。
- 受診時に、新しい診断名や新しい薬、治療、検査について書いておく。 また、新しい薬や治療がなぜ処方されるのか、それがどのようにあなたの子どもを助けるのか、医療従事者があなたに与えた新しい指示を書き留めましょう
- 。
- なぜ検査や処置が勧められるのか、その結果が何を意味するのかを知っておきましょう。
- 子どもが薬を飲まなかったり、検査や処置を受けなかった場合にどうなるかを知っておきましょう。
- 子どもに経過観察の予約がある場合は、その日時と目的を書き留めましょう。 これは、子どもが病気になったとき、質問やアドバイスが必要な場合に重要です。